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132,000円
(税込)
「丑諺(うしことわざ)茶碗」
牛にちなんだ四字熟語には茶碗の意匠に誠にふさわしいものがあります。それらの4つを諺(ことわざ)として、横柄(おうへい)にならぬよう、また読み取り難さがかえってそれぞれの言葉に想いを巡らせるきっかけとなりますよう敢えてローマ字で配し丑年にちなんだ茶碗の意匠と致しました。
【帰馬放牛】 きばほうぎゅう
戦のための馬や牛を野性にかえすという意味から、戦が終わって平和になることのたとえ。または二度と戦をしないことのたとえ。 「馬を帰し牛を放つ」とも読む。殷(いん)の紂王(ちゅうおう)を討ち取った周(しゅう)の武王(ぶおう)が戦で使った馬を崋山の南で放ち、牛を桃林の野に放って二度と戦に用いないことを示した故事から。
※殷、周=古代中国の王朝 ※紂王=殷王朝最後(第30代目)の王 ※武王=殷を滅ぼし周を建てた周朝の創始者
【呑牛之気】 どんぎゅうのき
牛を丸呑みするほどに大きな心意気という意味から、やる気に満ち溢れていること。
【蚊虻走牛】 ぶんぼうそうぎゅう
力の小さいものが力の大きなものを倒すことのたとえ。または、ちょっとしたことが大きな事件や災難を引き起こすということ。「蚊虻牛羊を走らす」を略した言葉。蚊や虻のように小さな虫でも数が多ければ牛は走って逃げるという意味から。
※蚊虻=蚊(か)と虻(あぶ)
【売剣買牛】 ばいけんばいぎゅう
戦を止め、武器を売り農業を活発にすること。前漢の宣帝(せんてい)の時代に民に倹約と農業を奨励して、武器を売って牛を買うことをすすめた。民は農耕に精を出し、その結果収穫量があがり税収も増えて役人も民も皆が豊かになった故事から。
※前漢=秦滅亡後の楚漢戦争(項羽との争い)に勝利した劉邦によって建てられた中国の王朝 ※宣帝=前漢の第9代皇帝